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高梨智子(写真)
出演依頼

プログラム内容、演奏時間、出演料はご相談に応じます。
以下に「アンデルセン・コンサート」、及びデンマーク社会保障関連の「講演会」プログラムをご紹介します。


アンデルセン・コンサート

「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「マッチ売りの少女」「すずの兵隊」「雪の女王」……
その生涯に、150以上もの童話を書いた”童話の王様”、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)は、1805年4月2日、デンマークのオーデンセという町で生まれました。
「有名になりたい」という少年の日の夢を胸に、貧困にも、大変な苦労と絶望の連続にもあきらめず、夢を追い求めて書き続けたアンデルセン。その作品は今なお世界中で愛され、読み継がれています。

当然ながら、読者の中には作曲家もあまたいて、アンデルセンの童話に着想を得た数々の曲を作り出しました。
いうなれば、アンデルセン童話の世界を音楽で再現した、「音の絵本」ですね。

あまり知られてはいませんが、このアンデルセン童話にちなんだ曲、というのは驚くほどたくさん作られています。
いかにアンデルセンのお話が世界中に広まって、読み継がれているかということを実感させられます。

そんな数々のピアノ曲の中から生まれたのが、2005年「アンデルセン生誕200年記念」に寄せてリリースされた、ダブルCD「アンデルセンの世界」でした。
レコーディングを通して、再び幼い頃なれ親しんだアンデルセン童話の世界に舞い戻ってきたかのような、懐かしい童話の世界がより鮮やかに目の前に広がっているかのような、不思議な感慨に打たれたのを覚えています。

それ以来、このCD収録曲からなるリサイタル、コンサートをさせていただく機会を得ました。アンデルセン童話にちなんだピアノ曲によるコンサート──称して「アンデルセン・コンサート」の始まりです。
日本では、2006年「アンデルセン生誕200年展」記念コンサートとして、「ピアノとトークでつづる”アンデルセンの世界”」(東京トッパンホール)をさせていただいたのがきっかけとなりました。


内容は、対象者、演奏時間等によって異なりますが、大体のところアンデルセン童話にちなんだピアノ曲演奏の合間に、お話(アンデルセンの生い立ち、デンマークの様子、童話のあらすじ、童話の朗読等)を織り交ぜて進めています。
また、音楽を通して、アンデルセンの知られざる愛すべき作品にも興味を持っていただけたら、とそんな願いも込めて、有名なお話の中に知られざる名作(曲)も織り交ぜるようにしています。

お馴染みの童話を「音の絵本」で聞く。また、音楽を通して、アンデルセンの知られざる名作に思いを馳せる。美しいピアノ曲の数々とお話とに導かれて旅する、“アンデルセンの世界”……

時代を越え、国を越えた芸術・創作の輪と共に、イメージを共有することの喜びと感動を一人でも多くの人に味わっていただけたらと思います。



高梨智子(写真)



「アンデルセン・コンサート」公演例

2006年 東京 トッパンホール
2007年 千葉 ふなばしアンデルセン公園
2008年 千葉 船橋市高根台公民館講堂
       埼玉 上尾市児童館”こどもの城”
       愛知 安城産業文化公園デンパーク
       岡山 倉敷チボリ公園
2009年 埼玉 桶川市民ホール
2010年 東京 中目黒GTプラザホール
       新潟 アミューズメント佐渡
2011年 愛知 宗次ホール
       埼玉 上尾市立平方公民館
2012年 埼玉 花久の里
       神奈川 山手111番館
2013年 広島 広島アンデルセン
2014年 埼玉 上尾市文化センター
2017年 神奈川 川崎市市民ミュージアム 他


学校関連のコンサートについては、◆主な演奏歴◆の「7ページめ」をご覧ください。
詳しくは、◆主な演奏歴◆をご覧ください。過去の公演が一覧表になっています。
(PDF・新ウィンドウが開きます)



講演会

デンマークといえばアンデルセン。ほかにも陶磁器のロイヤルコペンハーゲンに銀器のジョージ・イェンセン、ハムやチーズの乳製品、ニワトコのジュースと、デンマーク名物数々ある中で、特に現代において忘れてならぬもののひとつが、高度な社会保障制度です。

デンマークでは教育も医療も福祉も、すべて無料で受けることができます。(もちろん例外はありますが)
その代わり、日本の比ではないほどの高い税金を納めなくてはなりません。
高負担・高保障というわけですね。

私自身、学生時代はこの制度の恩恵をありがたく受けた一人です。
反面、社会人となり、より様々な経験を経てからは、この制度に対する疑問・不安も肌で感じることとなりました。
物事は表裏一体、よい面があれば、必ずその裏もあります。実際住んでいなければわからなかったことかもしれません。
特に病院に関しては、涙なしには語れないような体験も一度ならず味わいました。

それもみな、私が日本で生まれ育ったがゆえ、日本のシステムを無意識に当たり前と思っているからでしょう。
国の大きさも人口も違うことで一概には言えませんが、いずれにしても他の国のシステムを知ることは、母国について考える上でも大きな発見となります。
今後、日本の社会保障制度においてどのような可能性があるのか、一人ひとりが考え、思い描いていくことが第一歩となるのでしょう。


内容は、デンマーク概要(国の様子、税率、物の値段、人々の暮らしぶり等)、そしてメインとして、デンマークでもよく問題となっている医療制度について、私自身の体験・知人の体験を交えてお話しています。
公演時間によっては、前述の「アンデルセン・コンサート」と組み合わせることも多いです。



その他コンサート

モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシー、ラヴェルなど、音楽史上有名な作曲家作品から、あまり知られていないであろう北欧作曲家作品(例えばデンマークのニールセン、ルーダース、アブラハムセン、ロブシング・オルセンなど)を含む現代作品までをレパートリーとしています。

デンマークで暮らすことになったきっかけが「カール・ニールセンのピアノ曲を学ぶため」でしたので、得意はニールセン、そしてその他デンマーク人作曲家作品といえましょう。
有名どころでは、ショパン、シューマン、リスト作品を演奏することが多いです。

ピアノはバロックから現代まで、たくさんのよい作品がありますので、演奏者は幸せですね。


過去のプログラム例は、◆主な演奏歴◆をご覧ください。
(PDF・新ウィンドウが開きます)



photo: Allan Hansen






デンマーク料理

最後にひとつ。
2009年12月、埼玉県鴻巣市・中央公民館において、「デンマークのクリスマス料理」教室の講師を務めさせていただきました。
11年間のデンマーク暮らしではもちろん自炊をしていました。料理教室の講師は経験がなかったのでそこはかとなく不安もありましたが、「講師自身は包丁さばきを披露する必要はない」「指示出しと味見と、合間にデンマークのお話をしてもらえれば」とのことでしたので、それならとお引き受けしましたところ。

嬉しいことに、これが大盛況・大成功だったのです。
「ローストポーク」「赤キャベツの蒸し煮」「ゆでジャガイモ」「アーモンド入りライスプディング」という、デンマークの定番クリスマス料理を4品作りましたが、出来上がった料理も大変美味しく、大成功でした。
大人数でガヤガヤわいわいお料理するのも楽しいものですね。

上記メニューは、クリスマス以外にももちろん食べることがあります。
デンマーク料理、デンマークのお話に興味のある方は、お気軽にお問い合せください。
美味しい料理と楽しいひと時を共に味わいましょう。


出来上がった料理(写真) 赤キャベツより、とれたての新キャベツ(緑)が多くなりました。






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